どちらを選ぶ? 新品と中古品の違い

もし、アナタがビジネスフォン(主装置)の導入を検討しているなら、まずは新品と中古品のどちらかを選ばなければなりません。
本稿では新品のビジネスフォンと中古のビジネスフォン、それぞれのメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。

また、最近はひかり回線など、従来の電話回線から大幅に通信コストが抑えられる電話回線がいくつも登場しています。

こうした新しい回線をオフィスに導入する場合、ほとんどは主装置内の基板を変えることで対応が可能です。
しかし、例えばかなり古いタイプのビジネスフォンを使用していた場合などは、電話機と主装置の買い替えが必要になることもあります。

ひかり電話などに切り替えることで従来の電話回線に比べるとコストを抑えられます
出典:フレッツ光

当然ながら、電話機を長年使っていれば故障しやすくなりますし、リース契約が切れるタイミングでの買い替えを検討しているオフィスも多いのではないでしょうか?

そんな方々も含めて、機種選びの参考にしていただければ幸いです。

ビジネスフォン販売業者選びのポイント

中古ビジネスフォンを扱っている販売業者さんは全国にいくつもあります。
基本的にはどの業者さんも

  • ビジネスフォンの販売
  • 電話機や主装置の搬入→設置
  • 電話回線の接続工事(回線工事)
  • リースの手続き
  • 保守サポート

などをトータルで扱っています。

もちろん、導入前には見積りを出してもらうことはもちろん、色々と相談ができるので上手に利用しましょう(笑)。

良い業者を見抜くポイントとして、以下のような点をチェックしてみてください。

  1. 電話対応が丁寧
  2. 見積り依頼から提出がスピーディ
  3. オフィスのエリアに支店がある
  4. 自社に工事スタッフがいる

「3」と「4」は、導入後のメンテナンスを想定してのポイントになります。

ビジネスフォンの故障は業務の停滞に直結する大問題です。
故障を未然に防ぐことはなかなか難しいですから、トラブル発生時にできるだけ早く対応してくれる業者を選んでおくことが非常に重要です。

ビジネスフォン販売業者さんの中には、各地域の工事業者にトラブル対応を委託しているケースも多いようです。
もちろん、各地域の工事業者さんが悪いという意味ではありません。
自社にしっかりと工事スタッフを抱えている販売業者さんの方が信頼はできると思われる、ということです。

自社で工事スタッフがいる販売業者さんとのお付き合いがおすすめです
出典:http://www.atluckneo.jp/service/tel/

中古製品の最大のメリットは「安さ」

中古の主装置(ビジネスホン)の最大のメリットとして、新品と比べると非常に値段が安いことが挙げられます。

ビジネスフォンはその名の通りにビジネスシーンで活躍する電話機です。
テレビや実生活の中で、多くのビジネスフォンを配したオフィスを見たことがある方も多いと思います。

そのため、ビジネス用の電話機は家庭用の電話機に比べると、格段に中古品の流通数が多く、価格を安く設定することができるのです。

はっきり言って、極端に古い機種でない限りは、新品でも中古でも【内線通話】【保留】【転送】といった主装置(ビジネスホン)の基本的な機能に大きな差はありません。

【内線通話】【保留】【転送】といった機能を搭載していないビジネスフォンは今や皆無です。

そのため、

  • 最低限の基本機能さえあればよい
  • 購入の際にあまり費用を掛けたくない

という方には、中古ビジネスフォンがおすすめだと思います。

中古製品のデメリットは「拡張性の低さ」と「高い故障確率」

中品のビジネスホンは新品のそれと比べると拡張性が低いというデメリットがあります。

近年のビジネスフォンは

  • ひかり電話への対応
  • 携帯電話やスマートフォンの内線化

といった新機能を搭載しています。
こうした新機能は一世代、二世代前の機種では実現できない可能性があるのです。

最近登場したスマートフォンを内線化できるビジネスフォンのイメージ図
出典:NTT西日本

また、中古ビジネスフォンは故障する確率が高いというデメリットもあります。

さらに、古いビジネスフォンは年式やメーカーによっては、ユニットのパーツや増設・故障時に必要になる機材が揃いづらかったり、追加の電話機の生産が終了していたりする場合があります。
つまり、故障してもなかなか修理ができなかったり、最悪の場合、廃棄しなければいけなくなるというリスクと常に隣りあわせなのです。

購入する機種を決める際には、価格はもちろんですが、その主装置(ビジネスフォン)に搭載されれている機能やパーツの在庫などにも注意を払うようにしましょう。

ビジネスフォン導入時に新品と中古品のどちらを選ぶかは悩むところです

新品製品のメリットは「寿命」と「高性能」

新品の主装置(ビジネスフォン)を購入するメリットは

  • 中古の物と比べてデザインがよい
  • 便利な機能が標準搭載されている
  • 拡張性が高い
  • 寿命が長い

などが挙げられます。

最近の商品は、設定データなどの保存にフラッシュメモリ方式を取っているものが多く、電池式のデータ保存方式が多い前の世代の中古品と比べると、停電などで発生するデータ損失の危険性がかなり低くなっている点も見逃せません。

アナタが安全性や高い性能を求めているなら、新品の主装置(ビジネスフォン)がおすすめです。

新品製品のデメリットは「価格」

新品のビジネスフォンのデメリットは…やはり値段が中古品に比べるとかなり高いことが挙げられます。

しかし、新品のビジネスフォンの導入にリース契約を選べば導入時に大きな金額を用意する必要はありません。
また、ビジネスフォン販売業者のWebサイトを見ると、電話回線の切り替えといった条件をクリアすることで新品ビジネスフォンを信じられない格安価格(0円といった表記も踊っています)で提供しているところもあるようです。

まとめ

新品のビジネスホン(主装置)も中古の製品も基本的な機能に変わりはありません。

そのため、ビジネスフォン(主装置)を選ぶ際は最低限の基本機能が欲しいという方は中古品を、拡張性や耐用年数などが必要という方は新品を、といったように、目的にあわせて選ぶことが大切です。

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