ナカヨ(NAKAYO)のビジネスフォン

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ナカヨ(NAKAYO)は、旧電電公社の時代に工事請負資格認定を取得し、同公社認定事業者として電話工事事業に携わってきました。

その後、電話システムの開発と普及・発展に取り組み、様々な事業所向け電話システムの開発に着手。

また、電話システムのみならず、入退室管理システム・非常警報装置・インターホンシステムなどセキュリテイ通信システムや介護支援システム・緊急通報システムなど、介護施設や病院を対象にしたシステムの開発にも取り組んでいます。

2017年2月には、「NYC-iF緊急呼出コールシステム」が2016年度インターホン・オブ・ザ・イヤー特別賞を受賞。

2016年度 インターホン オブ・ザ・イヤーを受賞したナカヨ(NAKAYO)のビジネスフォン
出典:ナカヨ(NAKAYO)

この【特別賞】は、市場拡大に貢献・話題性や時流にマッチした製品・特長あるロングラン商品を対象としたもので、ナカヨ(NAKAYO)のビジネスホンがいかに多くのシーンで使用され、愛用されているかを示す結果と言えます。

ナカヨ(NAKAYO)のビジネスフォンの歴史

ナカヨ(NAKAYO)のビジネスフォンは「NYC」シリーズとして販売されています。

  • NYC-iZ…2001年~
  • NYC-iA…2003年~
  • NYC-iE…2009年~
  • NYC-iF…2013年~

年表にすると以下のようになります。

ナカヨ(NAKAYO)のビジネスフォン年表
出典:OFFICE110

勘の良い方はお気づきかもしれませんが(笑)、シリーズ名の「Z」→「A」→「E」→「F」という変遷は日立の「integral」シリーズとまったく同じです。
実は、日立(HITACHI)とナカヨ(NAKAYO)はOEM関係で、ナカヨ(NAKAYO)が製造したビジネスホンを日立(HITACHI)が製品名を変えて販売しているのです。

最新のビジネスホンは「NYC-iF」と「NYC-2FⅡ」

回線の効率的な使用や電話機としての使い勝手の良さ、デザイン等を追求したナカヨのビジネスフォン。
出典:ナカヨ

ナカヨの最新ビジネスホンは「NYC-2FⅡ」と「NYC-iF」の2機種があります。

「NYC-2FⅡ」は小規模事業所やSOHOオフィス向けのビジネスホンで、「NYC-iF」はオフィスだけでなく介護施設やホテル・コールセンターなど、様々な業種に対応し、拡張性や適応性に優れています。

小規模オフィス向けビジネスフォン「NYC-2fⅡ」

「NYC-2fⅡ」が接続可能な電話機は、多機能電話機が6台、単独電話機1台。
外部機器との連携にも柔軟に対応できます。

特長1/見やすさ、使いやすさを目指した各種機能

大型ディスプレイを搭載し、7色着信ランプ&着信メロディで誰からの電話なのかを確認した上で電話を受けることが可能です。

また、着信履歴から着信拒否番号をチョイスすれば、簡単に迷惑電話対策ができ、非通知の着信にはメッセージを流してかけ直しを促すことが可能です。

迷惑電話対策が簡単にできるナカヨ(NAKAYO)のビジネスフォン
出典:ナカヨ(NAKAYO)

特長2/コードレス電話機には防水タイプもあり

デジタルコードレス電話機はは防水仕様で、生花店や飲食店などで重宝されています。

防水仕様のナカヨ(NAKAYO)・デジタルコードレス電話機
出典:ナカヨ(NAKAYO)

コードレス電話機は、ほかに

  • デジタル大型コードレス電話機
  • デジタルハンドルコードレス電話機

などのラインナップがあります。

特長3/小規模オフィス対象機ならではのビジネスサポート機能搭載

小規模事業所やスモールオフィスなどで特に便利な以下のような機能を多数搭載しています。

  • 用件が録音されると携帯電話などに電話やEメールで通知される「ボイスメール機能」
  • 外線通話の内容を保存する「伝言メモ」
  • 内線転送した場合に取り次ぎでの通話までさかのぼって録音できる「戻って録音」
  • 携帯電話料金をかけずに外線がかけられる特定番号自動折り返し発信(コールバック)

■「コールバック」の概略図
ナカヨ(NAKAYO)のビジネスホン・NYC-2fⅡに搭載されている「コールバック機能」
出典:ナカヨ(NAKAYO)

多くの病院、介護施設で活用されている「NYC-iF」

「NYC-iF」は一般的なオフィスのほか、介護福祉施設やホテル、コールセンターといった業態にも対応可能です。

特長1/介護施設で使える機能を増強

ナカヨ(NAKAYO)ビジネスフォンのメイン機種である「NYC-iF」には、以下のような介護施設でのコールシステムに特化した機器が用意されています。

  • デジタル押し込み方インターホンA・B
  • 呼出握りボタン
  • 電池レス・ワイヤレス呼出ボタンA
  • ハンディコール

介護施設のコールシステムに特化したナカヨ(NAKAYO)のビジネスフォン機器
出典:ナカヨ(NAKAYO)

特長2/IP電話への対応力を強化

また、IP電話サービスへの対応範囲も広がっており、以下のような事業者・サービスから選ぶことができます。

  • ナカヨ電子サービスの「ナカヨひかり電話」「ナカヨひかり電話オフィス」
  • NTT東日本/NTT西日本の「ひかり電話」「ひかり電話A」「ひかり電話オフィスタイプ」「ひかり電話オフィスA」
  • NTTコミュニケーションズの「Arcstar IP Voice」「OCNドットフォン オフィス」
  • フュージョン・コミュニケーションズの「FUSION IP-Phone」
  • KDDIの「KDDI-IPフォン」 「KDDI光ダイレクト」 「auひかり ビジネス」「KDDI ビジネスコールダイレクト」

特長3/消費電力を約26%削減

さらに、前のモデルである「NYC-iE」に比べて約26%の消費電力削減を実現しています。

「電話機の消費電力なんて大したことないのでは?」と思われるかもしれませんが、ご承知の通り、ビジネスホンは電話機と主装置のセットではじめて成り立っています。

常に複数の電話機の中枢となっている主装置の消費電力はかなり大きく、その軽減はオフィスのコスト削減に大きく貢献するのです。

まとめ

ナカヨは長年培われた電話システムの技術をビジネスホンにも取り入れ、ビジネスで必要とされる機能を開発しています。

回線の効率的な使用や電話機としての使い勝手の良さ、デザイン等を追求するなど、先を見据えた製品開発を行っています。

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